ワンパンマンSSログ1

ジェノス/ソニック/ガロウ
※追加中

ジェノス

あなたがジェノスで書く本日の140字SSのお題は『赤い糸』です
「赤い糸というのは運命なのに何故糸なんだ?」
「どういうこと?」
「糸なんて簡単に切れるだろう。俺だったら綱にする」
「綱…」
「ああ。俺ならその相手を赤い綱で拘束してどこにも行けないようにする」
怖いぐらい強い瞳でこちらを見据えるジェノス君に、思わず息を飲んだ。

ソニック

貴方はソニックで『酔っぱらいの戯言』をお題にして140文字SSを書いてください。
「好きだ」
お猪口を煽り、焦点の合わない目でこちらを見つめてそう言ってくるソニックの頬は微かに赤い。
どうせ酔っぱらいの戯れ言だ。明日には全部忘れてる。
も好きだよ」
そう思って素直な気持ちを言葉にすると、途端にソニックは立ち上がっての両肩を強く掴んだ。
「やっと言ったな!絶対に取り消させんぞ」
「酔っぱらい席座ろうね」
「馬鹿かお前は。忍者が簡単に酒に酔うわけが無いだろう。どれだけ訓練を受けていると思っている」
「はっ!?」
焦ってソニックの顔を見ると、さっきまで確かにあった頬の赤みも目の潤みも完全に消えていた。
「嘘でしょ酔ったふりしてたの!?汚い!」
「どれだけ待っても素直にならんからだ、この天の邪鬼が」
フン、と鼻を鳴らす姿に一気に顔が熱くなり、逃げ出したくなって思わず後ずさった。
ソニックはそんなの腕を強い力で掴んで、耳元で囁いた。
「取り消させんと言ったはずだ」

あなたは『あまりの失態を犯し記憶喪失になりたいと頭を抱える』ソニックのことを妄想してみてください。
「あのー大丈夫?さっきのその…チェックメイト」
「見ていたのか!?!?」
サイタマと対峙した後、合流した彼女からの予想外の言葉に先程までの痛みがフラッシュバックした。
「何という事だ…全ての記憶を消して里に帰りたい…」
「落ち着こう、ね、ソニック」
頭痛までしてきた。

貴方はソニックで『一時休戦』をお題にして140文字SSを書いてください。
「ソニック!!」
ストーカー忍者野郎ソニック(笑)と俺が戦っている中に飛び込んできた女は、奴の首根っこを掴み俺から引き離した。
「うお、」
後ろから強く引かれてバランスを崩したソニックの頭をはたく一連の動作は恐ろしく速い。
「本当にいつもすみません!うちの馬鹿が!」
心底申し訳なさそうな顔でこちらに頭を下げられて面食らう。
「ほら!帰るよ!」
「くっ、お前がそう言うなら…」
悔しそうな顔で言う奴にも驚く。従うのか。
「覚えていろよ、金魚の糞野郎!今回は一時休戦だ」
勢い良くこちらを指す人差し指を払いのけた。
「二度と来るな」
「ご迷惑をおかけしてごめんなさい…」
「…いや」
彼女は特に悪くないだろうにまた俺に向かって頭を下げた。
「でも、お強いんですね」
にこりと笑いかけられ動きが止まる。熱くなるはずない体が火照る。
そんな俺を見て、ソニックは先ほどより余程恐ろしい形相でこちらを睨んだ。

ガロウ

あなたは『テレパシーを信じて眠る前に「すき」を送る』ガロウのことを妄想してみてください。
「テレパシー使える超能力者っているのかな」
眠ろうと布団に入って10分ほど経った頃、ふと頭に浮かんだことを口にする。
ね、と意見を求めて横を見ると、ガロウくんはこっちをじっと見つめていた。
「どうしたの?」
「うるせー。寝ろ」
少し経って向こうを向いた背中は、なぜか拗ねていた。

貴方はガロウで『花束を抱えて』をお題にして140文字SSを書いてください。
「はーい、どちらあ゛ぁっ!?」
玄関に出ると、数ヵ月前ヒーローのをボコボコにした男・ガロウが立っていた。
「えっ、どう、えっ!?」
混乱するに、後ろ手に持っていた何かを押し付ける。
「ひっ!…ん?」
花束だ。
「…悪、かった」
顔を赤らめてそう言う彼は、普通の青年に見えた。

おまけ
「…あの、立ちっぱもなんだし中入ります?」
「…は?」
「いや、折角のお花だし花瓶に生けるの手伝ってほしいし」
「……」
「どうぞ」
「お前ヒーローの癖に危機感足りねえんじゃねえのか?いつか痛い目に合うぞ」
「(ボコボコにしたあんたが言うのかよ)」

あなたは『冷蔵庫にあるものでご飯を作る』ガロウのことを妄想してみてください。
「生きてたか」
「が、ガロウくん…」
「死んでたら鍵持ってんの俺だけだし全財産盗んでやったのにな」
「酷い…!」
「あー腹減った。冷蔵庫漁るからな」
そんなことを言った癖に出てきた一人分の野菜炒めはのお腹に収まって、今日もはガロウくんに感謝するのだった。

(何かに没頭すると寝食を忘れる生活力の低い子にご飯作ってあげてほしい ガロウに夢抱きすぎるの止めたい)

貴方はガロウで『世界が狂う』をお題にして140文字SSを書いてください。
噂の人間怪人は、昔の友人だった。二つ名ばかりが有名になっていたせいで気付かなかったのだ。
ヒーローとなったの首を絞める彼の眼は血走っていて、明らかに正気ではなかった。
「お前だけは違うと思ってたのに」
殺す様な力の込め方をしておいて、なんでそんな悲しい顔するの

あなたは『「ごめん」も「ありがとう」も「好き」も言おうと思っている間にいつも先に言われててモヤモヤしてたら「全部わかってる」って言われる』ガロウのことを妄想してみてください。
「お前いつも喋りすぎなんだよ。ベラベラ余計なことばっか言いやがって、俺が、」
ぐ、と一度黙ってからなんとか言葉を絞り出す。
「俺が言いたいこといつも先に言いやがって」
「大丈夫、全部分かってるから」
笑いかけられて、身体中の血液が沸騰したみたいに熱くなった。