ワールドトリガーSSログ1

嵐山准/菊地原士郎/来馬辰也/影浦雅人/犬飼澄晴/諏訪洸太郎
※追加中

嵐山准

あなたが嵐山准で書く本日の140字SSのお題は『眩しい』です
今日も今日とて大学から本部まで歩くだけで汗だくになる暑さ。
「良い天気だな」
隣を歩く准はご機嫌だ。輝く笑顔を向けられて思わず目を細めた。
「眩しい…」
「ん、日差しか。大丈夫か?」
「大丈夫」
暑いのは苦手だけど、夏の空みたいにキラキラしてる准の笑顔は好き。

嵐山さんは存在が眩しい

菊地原士郎

貴方は菊地原士郎で『そろそろ気付いてよ』をお題にして140文字SSを書いてください。
「まだ気づかないとかバカでしょ、ほんと」
「えっ何急に」
話をぶった切って、菊地原君は唐突にそんな暴言を吐いた。すごく盛り上がっていたわけではないけれどぽつぽつと続いていた会話のどこが不満だったんだろう。
特徴的な猫目を細めて、彼はオロオロするを睨んだ。
「知らない。この鈍感」

来馬辰也

あなたは『「月が綺麗ですね」って冗談で言ってみたら「確かに。スイートポテトみたいにおいしそう」と返された』来馬辰也のことを妄想してみてください。
「つ、月が綺麗だね」
半分冗談、半分本気で。見事なまでに丸く大きな月を見ていたらベタな言葉が浮かんできて、迷った挙句口にした。
どもりながらの言葉に彼女はじっと月を見つめて、そのあと至極真面目な顔でこちらに向き直った。
「確かに。スイートポテトみたいにおいしそう」
拍子抜けした。

あなたが来馬辰也で書く本日の140字SSのお題は『ナイフとフォーク』です
静かだ。
目の前に座る来馬さんが食事をする姿にそう感じた。食器の触れあう音も、咀嚼音も全く無い。ただ食事をしているだけなのに、とても優雅だった。
カップ麺も好んで食べる彼だけれど、こういったちゃんとしたレストランで食事をすると育ちの良さが滲み出るのだなあと思わず感心した。

2017来馬辰也誕
今日は密かにずっと想いを寄せている来馬さんの誕生日だ。……それなのに。
「本当にごめんなさい…!」
何をプレゼントすればいいのか考えれば考えるほど分からなくなって、は結局何も用意できずに鈴鳴支部に遊びに来てしまっていた。
頭を下げるの向こうに座る来馬さんの周りには、たくさんの箱や包みが積み上げられている。朝からひっきりなしにボーダー隊員たちがプレゼントとお祝いの言葉を届けに来ているのだ。
「でも、本当におめでとうございます!!そう思う気持ちは嘘じゃないです!!」
頭をあげて必死に叫ぶを見て、向かいのソファに座った来馬さんはにこにこと笑った。
「謝ったりしないで。祝ってもらえるだけですごく嬉しいよ」
「来馬さん…!」
来馬さんは優しい人だからそういってくれるんじゃないかと思っていたけど。本当に心の広い人だ。
「こうやってわざわざ鈴鳴支部に来てくれて、おめでとうって言ってくれて……幸せだなあって思うよ」
「うっ!」
微笑む姿に後光が射している気がして、思わずは目の上に手をかざした。眩しい。さすがボーダーの菩薩……!
「で、でもやっぱり申し訳なくて!いつもお世話になってるのに…来馬さん、何か欲しいものとかありますか?それかしてほしいこととか……」
「…してほしいこと……ひ、1つあるんだけどいいかな?」
「! はい!にできることなら何でも言ってください!!」
来馬さんはお金持ちだから大抵のものは持っているだろうけど、どうにか喜んでほしい。でも彼は優しいから気持ちだけで嬉しいと言って断ってしまうだろう。そう思いながらの半分諦めた言葉だったから、思いがけない返事には嬉々として聞き返した。
「じゃ、じゃあ明日ぼくとデートしてくれないかな? 君と一緒に1日過ごしたいんだ」
「え…!」
頬を赤くして真面目な顔で言う姿に、まで顔が熱くなる。
1日じゃなくて、来馬さんになら一生でもプレゼントしたいです、なんて思わず口走りそうになってしまった。

(おめでとうでした!)

影浦雅人

貴方は影浦雅人で『新しい関係なんかいらない』をお題にして140文字SSを書いてください。
目の前に立つその人は、今まで見てきた中で一番綺麗だった。結い上げられた髪も、白いドレスも、笑顔も。全てが輝いているのに、全てが憎くて仕方なかった。
全てが、俺のためじゃないからだ。
「これからは姉弟としてよろしくね」
幸せそうにそう笑う俺の好きな人は今日、俺の兄貴と結婚する。

(捏造 カゲのお兄さんはどんな人なんだろう)

犬飼澄晴

あなたが犬飼澄晴で書く本日の140字SSのお題は『待て』です
「ま、待て!」
「は?」
顔を近づけてきた彼に焦った口から咄嗟に出たのは、ペットに言うみたいな言葉だった。
「…犬飼ってるの、って聞かれることはあるけど俺自身が犬扱いされたのは初めてだなあ」
楽しそうに笑って、犬飼君はの目を覗き込んだ。
「ご主人様、早く」

諏訪洸太郎

貴方は諏訪洸太郎で『そんな顔して言われましても、』をお題にして140文字SSを書いてください。
作戦室に笑顔でお邪魔すると、咥え煙草の諏l訪に首を傾げられた。 「機嫌良いな」 「さっきすれ違った生駒君にかわいいって言われた」 「……そうかよ」 ワントーン下がる声に思わずにやつく。 「どうでもいいけどよ」 悪態をつきながら悪人面になる彼氏がかわいくて仕方ないのだ。